マレーシア、インドネシア、タイ島原産の小型のコイの仲間です。ボララス属の中でも本種は最大の種ですが、それでも3cmにも満たないサイズで、古くから美しい赤い体色と飼育の容易さから人気の種です。
近年に紹介された他の派手なボララスに比べると地味に思われがちですが、弱酸性の水質でじっくり飼い込まれたオスは全身が赤く発色し、体側の黒いスポットがアクセントになったとても美しい魚です。
タイ東部に生息するボララス・ミクロス“レッド”とは体側、尻ビレ付け根、尾ビレ付け根の黒いスポットの位置が良く似ていますが、本種の方がよりサイズが大きくなり、スレンダーな体型を持つことで区別できます。
また、生息域が広い為体側のスポットには差異が見られるタイプも存在します。
詳細
水質 |
弱酸性~中性 |
エサ |
生餌、人工飼料 |
水温 |
20~28度 |
混泳 |
性格は温和で混泳、群泳に適した種ですが、超小型種なのでサイズが同程度の種が良いでしょう。
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飼育方法 |
飼育は容易で、数を多めに群泳させるととても見ごたえのある水景になります。
とても小さな魚なので30cm水槽などの小型の水槽にも向いています。
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繁殖 |
本種は繁殖の難しいボララス属の中でも飼育下での繁殖例が多く、成熟した個体であればオスメスの判別も容易です。
赤い体色を持つオスに比べ、メスは地味な体色を持ち、尻ビレに赤いチップが見られません。
繁殖は弱酸性の軟水に調整した水質で適し、ウィローモスやピートなどにばら撒く様に産卵します。
一度の産卵数が少ない為多量に殖やすのは難しいです。
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