東南アジアの太平洋沿岸域の汽水に生息する貝で、水槽ガラス面のコケを取る能力が高くコケ取りとして人気の貝です。
サザエのようなトゲ(イガ)を持つことからイガカノコガイとも呼ばれ、石巻貝に比べ見た目も面白く、石巻貝のようにひっくり返って起き上がれないということが少ないというメリットがあります。
黄色と黒の美しい色彩はバリエーションが多く、黄色の面積が多いもの、黒の面積が多いものが見られるほか、数千匹の内何匹かの割合で赤やオレンジの個体も見られます。通常のサザエ石巻貝に比べ小さなサイズで流通することが多いです。汽水で増える貝なので、水槽内で増えすぎて困る事もありません。
水槽に入れておくとコケ予防に非常に高い効果を発揮してくれます。
詳細
水質 |
弱酸性~弱アルカリ性 |
エサ |
人工飼料 |
水温 |
20~28度 |
混泳 |
どんな魚と混泳させても特に問題はありませんが、一部の貝食性を持つ大型フグ等は殻ごと食べられてしまいます。 |
繁殖 |
水槽内でも1mm~2mm程の卵嚢を水槽壁面や流木などの基質に産みつけますが、孵化した幼生は川を降りて海で浮遊生活を送った後、幼貝になって川に遡上するという生態を持ち、水槽内での繁殖はほぼ不可能です。
水槽壁面などについた卵嚢が観賞価値を低下させる場合はスクレーパーなどで取り除くと良いでしょう。
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