アメリカ合衆国、メキシコ原産のガーパイクです。ガーパイクの中でも最大種で、現地では3mにもなる巨大魚です。その大きなサイズから高価で憧れの種でしたが、現在では非常に安価になりました。飼育は容易で水質の悪化や低水温にも強く、硬い鱗を持つため外傷などにも強いです。エサは肉食性でメダカ等の小型の生餌を好み、十分にエサを与えると非常に成長が早いです。
ガーパイクはペルム紀に出現したと言われ、ヨーロッパ、アフリカ、インドなどでも化石が見つかっていることからかつては広く生息し繁栄していたとされています。進化途中の姿を今なおとどめ、長くくちばしのように伸びた口と鋭い歯、恐竜のようなガノイン鱗といった外見だけでなく、エラ呼吸、空気呼吸が共に可能など、通常の淡水魚とは異なる生態が魅力的な種です。
詳細
| 水質 |
中性~アルカリ性 |
| エサ |
人工飼料、生餌 |
| 水温 |
15~28度 |
| 混泳 |
サイズに大きな差がなければ同種での混泳は可能です。肉食性なので口に入る魚との混泳はできません。
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| 飼育方法 |
幼魚のうちはアカムシ、成長と共にメダカ、成魚ではエサ金等の生餌が必要です。慣らせばクリルや浮上性の人工飼料もよく食べ、偏った給餌にならないように注意が必要です。また成長が早い種なので幼魚期には惜しむことなく餌を与えないと成長不良や奇形の原因になります。
ガーパイクは体が硬く、奥行きのない狭い水槽では活動や体型に問題がでる他、長い口を水槽に打ち付けて団子状になってしまいます。成長も早く、エサを十分に与えると幼魚でも半年で60cm程になります。成魚では180cm以上の大型水槽が必要になるので十分な計画性を持って飼育してください。
空気呼吸を行う為、水槽のフタと水面には隙間を空けてください。
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