熱帯魚のT.FISH.L【グラス・ゴビー】

東南アジアに広く生息する小型のハゼです。
非常に小型の可愛らしい種で、体全体が透明で、心臓などの内蔵や食べた物まで透けて見えるユニークな外見が人気の種です。
メコン川では上流から干潟の汽水域まで広く分布し、都市部の池や水田の水路など様々な環境でみられるようです。
落ち着いた個体は体色が黄色く染まり、オスでは目の下に黒いバンドが現れ、ハゼらしい厳つい顔つきになります。
メスは抱卵すると腹部が大きくなり抱卵する様子が外から透けて見え、流木の影などの洞窟状の場所で産卵することが知られています。

詳細

水質	弱酸性~中性
エサ	生餌、人工飼料
水温	２０~２５度
混泳	比較的温和な性質をしているため、サイズ同程度であれば混泳可能です。 同種間では若干争いますが、大きな問題になることはなくまとまった数を群泳させると良いでしょう。
飼育方法	飼育は容易で、純淡水での飼育でまったく問題ありません。 ただし小さな魚なのでエサには、沸かしたてのブラインや人工飼料の細かくしたものを与えると良いでしょう。 同種間では若干小競り合いをしますが特に問題になることはなく、エサやサイズに注意すれば混泳も楽しめます。 飼育は容易です。サイズが小さいので粒の小さな人工飼料やブラインシュリンプを与えると良いでしょう。
繁殖	シェルターや流木の陰に産卵するケーブスポウナーであることが知られていますが、繁殖例はほとんど知られず、詳細は不明です。