アフリカ、タンガニィカ湖原産のシクリッドです。
青い体色に明瞭な黒いバンドが特徴的なタンガニィカ湖を代表する大型種で、オスは成長と共に頭部が張り出し、迫力ある姿へと変貌します。
産地によってバンドの太さ、体色等の違いがみられ、2004年にはタンガニィカ湖の南部に生息するものはキフォティラピア・ギベローサとして別種に分けられました。
一般にフロントーサは体側の黒いバンドが6~7本、上下の側線間の鱗の列数が概ね2列とされています。
本種は多く流通する一般的なタイプで、体色の青味がやや弱く黒いバンドが6本のブルンディ産と呼ばれるものです。飼育は容易で、中大型アフリカンシクリッドの入門種として最適です。
同種間では気の荒い部分を見せますが、成魚では他のシクリッドに比べゆったりと泳ぐことからサイズが同程度であれば混泳が可能です。
マウスブリーダーであることが知られていますが、大型になることから飼育、繁殖には十分なサイズの水槽を用意する必要があります。
詳細
水質 |
中性~弱アルカリ性 |
エサ |
生餌、人工飼料 |
水温 |
23~26度 |
混泳 |
同種間ではケンカをしますが、アフリカンシクリッドの中では温和な方です。サイズや力関係に注意して混泳魚を選択する必要があります。 |
飼育方法 |
弱アルカリ性の水質好みます。 |
繁殖 |
一般にヒレが伸長し、肉瘤が良く発達するのがオスとされていますが、幼魚、若魚では判別不能です。
繁殖を狙う場合は90cm以上の水槽で若魚から複数匹飼育し、自然形成されたペアを得る必要があります。
出来上がったペアは一緒に行動し、他魚を追い払いテリトリーを主張するようになります。底砂に窪みを作り産卵し、メスが卵を咥えて育てるマウスブリーダーです。
孵化後の稚魚を育てることはあまりしないので、早めに親魚と分けるか、メスの親魚から強制的に吐き出させたほうが良いでしょう。
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