コロンビア、ベネズエラのオリノコ川原産のタティアの仲間です。ホルスタイン・タティアと同時に輸入され、これまで混じりとして数度しか輸入されていません。
尾ビレまで黒く染まり、全身の黒い体色が特徴的な種で、タティアの中でもややスレンダーな体形を持ちます。
これらの特徴や生息域からスポット模様を持つタティア・ギャラクシアス(Tatia galaxias)の地域変異タイプとされています。
生息域がやや離れていますが、タティア・ギャラクシアスの亜種とされるタティア・アウロピジア(Tatia aulopygia)は、本種と同様に全身が黒く染まる特徴をもつことから、本種がこのタティア・アウロピジアとされる場合があります。
本種を含め、他2種も輸入が少ないため、詳細についてはまだまだ不明な点が多い種といえます。
飼育は、白点病になりやすい以外は特に難しくありませんが、エサはアカムシなどの生餌を好むこと、混泳魚に邪魔されずに食べられる環境を用意することがポイントです。
性質は温和なので複数匹での飼育も可能です。
詳細
水質 |
弱酸性~中性 |
エサ |
人工飼料、生餌 |
水温 |
23~27度 |
混泳 |
性質は温和なので同程度のサイズであれば問題なく混泳可能です。 |
飼育方法 |
水質にもうるさくなく飼育は容易ですが、導入時などの水温変化で白点病になりやすいです。
エサはアカムシ等の生餌や沈降性の人工飼料が適しています。
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繁殖 |
タティアの仲間は卵胎生であることが知られ、水槽内での繁殖例も知られます。
オスメスは尻ビレの形状で判別が付き、オスの尻ビレは交接器として機能し、より尖った形状を持ちます。
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