熱帯魚のT.FISH.L【コリドラス・ベネズエラオレンジ】

緑とオレンジのコントラストが美しいコリドラスです。
東南アジアブリード個体が多く流通しコリドラス・アエネウス（Ｃｏｒｙｄｏｒａｓ　ａｅｎｅｕｓ）に似た体型を持つポピュラーな種です。
以前は原種としての記載、生息地が不明で、コリドラス・アエネウスとの交雑などによるアクアリウムストレイン（鑑賞、飼育用の品種）とも言われていましたが、現在ではコリドラス・ベネズエラヌス（Ｃｏｒｙｄｏｒａｓ　ｖｅｎｅｚｕｅｌａｎｕｓ）とされています。

飼育が容易で、美しい種であることに変わりは無く、コリドラスコレクションに是非とも加えたい種です。

詳細

水質	弱酸性~中性
エサ	生餌　人工飼料
水温	２２~２７度
混泳	性格は温和で混泳、群泳に適した種です。 同種はもちろんサイズが同程度の温和な種との混泳に最適です。
飼育方法	幼魚は導入時の水質の変化に弱い面があります。
繁殖	十分に成熟したメスはふっくらとした体型を持ち、腹ビレがメスのほうが丸くなる点で判別可能です。 ブリード個体では１年程度で性成熟しますがワイルド個体では５年程度要する場合もあります。 繁殖を狙う場合はオス２匹メス３匹程度で飼育し、生餌を主体に十分な給餌を行います。 十分に成熟するとオスがメスをしきりに追うようになり、ｐＨの変動や水温などの変化をきっかけに産卵行動に至ります。卵は非常に粘着性が高く、水槽面やパイプ、流木などに数個ずつまとめて産卵します。 この産卵時にはＴポジションと呼ばれるユニークな行動が見られます。 産卵直後の卵は簡単にはがせるので、別容器に移し十分にエアーレーションします。 孵化後の稚魚はヨークサックが吸収された後、ブラインを与えます。 コリドラスの繁殖は難種も多く、ロングノーズ種では稚魚の育成が難しい種も多いです。