特長 | 活着性を持つ苔の仲間で、落ち着いた色合いの複雑な茂みを作ることから流木や石に括り付けてレイアウトに多用されます。 ウィローモスを活着させた石や、流木はまさに「苔生した」と言う言葉がピッタリの非常に赴きある水景をかもし出します。 その複雑な茂みは産卵場所や、隠れ家に向き、稚エビや稚魚の餌となる微生物が発生しやすいと言われ、ブリーディングタンクにも使用されます。 レイアウトにブリーディングに幅広い用途に使用できる万能選手といえる水草です。 餌やブリーディング目的で育成するには、ある程度ほぐして、そのまま沈めてしまって問題ありません。光量も60cm水槽で1灯もあれば、維持するには十分です。また元々日本に自生している種類でもあり冬の低温にも強いです。メダカ水槽への使用もお勧めです。 レイアウト水槽で使用するには若干のCO2添加があった方が綺麗に育ちます。また低光量にも強いですが、特に活着させて長期間維持していると、何重にも折り重なって光が完全に当たらなくなる部分ができます。こうなるとその部分が枯れ始めてしまいますので注意が必要です。 上手く活着させるコツはできるだけ均一に薄く被せた後、テグスで巻きつけます。ウィローモスの状態や量によりますが糸と糸の間の間隔が最低でも5mm以下であった方がはがれが少ないです。また活着したことが確認できたら、一度葉を短く刈り込むと、次の葉が綺麗に生え揃います。トリミングには強いので、雑に刈り込んでしまっても育成に支障はきたしません。またレイアウト重視の水槽の場合は、その時のカットカスはしっかりと取り除きましょう。 水中の栄養分が多いと茶色い根(仮根)を出します。また高光量かではどちらかと言うとごわごわとした葉に育ちます。貧栄養、低光量下でも育つと言う特徴を生かして、他の草の陰になる部分に石等に活着させて配置する方法がお勧めです。 またウィローモスをメインとする水槽であれば、光量、水中の肥料分とも押さえ気味にした方がコケの発生も少なく綺麗に育てることができます。 ウィローモスに合わせた環境ではあまりコケが出ることはありませんが、糸状のコケが出た場合はヤマトヌマエビ等を投入しましょう。またウィローモスは薬にやや弱い部分があり、普通の有茎草等には影響の無いコケ除去剤でも育成に影響を与えることがあります。 ウィローモスは苔の仲間ですが、水草や流木、ガラス面に付くものもコケと呼ばれ、非常に紛らわしいですが、学術的にはウィローモスが「コケ類」で、一般にコケと呼ばれているものは殆どが「藻類」となります。 海外でジャワモスとして流通しているものは、国内で流通しているウィローモスと呼ばれているものです。海外でウィローモスと言えば、ミズキャラハゴケのことを指しています。 またウィローモスも国内で数種類が流通しています。 アクアリウム関係では、通称で流通している場合が多く情報も少ないため、正しい表記がされていないのが現状です。 |
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使用方法 | 光量 → 60cm20W3灯以上 CO2 → 無くても可 1滴/3秒(60cm標準水槽相当) pH → 5~7 GH → 0~6 kH → 0~6 温度 → 10~28度 底砂 → ソイル、砂、大磯 推奨水槽 → 30cm以上 植栽位置 → 前□■■□□後 草姿 → コケ・モス類、活着系 最大草姿 → - 生長速度 → 遅め 増殖方法 → 枝わかれ ※…育成環境は一例です。必ずしもこの環境下であれば育つことを確約するものではございません。 |