特長 | 地を這う明るい緑の丸葉で底床を埋め尽くす、前景草の定番中の定番です。地面をびっしりと覆うように成長する為、同じ前景草でもテネルスやヘアーグラスの様に高さが出ず、広々とした空間を演出することができる種類です。 緑の絨毯を作るには高光量とCO2の添加が必須です。また一旦生長をはじめるとそのスピードが非常に早い為、ソイル系の底床を使用し、葉の様子を見ながら、液体肥料と固形の追加肥料を併用するのがお勧めです。肥料分が不足すると葉の色が抜けて黄色っぽい色合いとなります。 光量の要求量が高めで、他の草の陰になる様な場所では伸び上がる事があると言うことは広く知られていますが、盲点になりやすいのが消灯時の明るさ。昼夜逆転管理を行っている等、消灯時でも薄明るい環境だと伸び上がってしまうことが有りますので注意が必要です。 CO2添加量は多めにと言われることが多いですが、こちらも成長の早さが主な要因です。他の要素が不足している時に、CO2のみを過添加すると育成に障害が出ることがあります。 光量、肥料、CO2のバランスを整えさえすれば育成自体は簡単です。水質や水温が多少変動しても成長が止まったりすることも無く、レイアウトに併せてランナーや葉を大きく刈り込んでしまっても問題ありません。 逆に 適した環境下では、非常に生命力旺盛で他の草が植えられている区間にもどんどん進出し、高さの低い石や流木であればランナーで乗り越えてしまうこともあります。グロッソを生やしたくない区画がある場合は定期的にランナーをカットしましょう。 植え込みの際ですが、ポットをばらすと分かりますが、グロッソスティグマはランナーに一定間隔で葉がついた構造となっています。ランナーを1本3~4cmにカットし、一番先の葉だけが出るように底床に浅い角度で植え込みます。間隔は4~5cmに1枚葉が出る程度がお勧めです。 状態良く長期間維持していると部分的に2重3重に葉が重なっている部分が発生します。こうなった場合、光が当たらない部分が枯れ、コケの原因となることもあります。厚みを増した部分は、先の細いハサミでランナーを適度にカットしながら間引き、光が当たらない部分を減らしましょう。 グロッソスティグマに適した環境に設定した場合、成長の遅い草はコケが付きやすくなります。また古くなった葉にもコケが付きやすくなるのでコケ取りにはオトシンネグロやヤマトヌマエビ等の能力の高い生体がお勧めです。 水上⇔水中の移行が早く、夏の間は屋外でビオトープとして楽しむことができる種類です。花は非常に小さく目立たない為、葉姿を楽しむ草と言えます。 |
---|---|
使用方法 | 育成難易度 → ★★★☆☆ 光量 → 60cm20W3灯以上 CO2 → 1滴/3秒(60cm標準水槽相当) pH → 5~7pH GH → 0~6 kH → 0~6 温度 → 20~28度 底砂 → ソイル、砂 植栽位置 → 前■□□□□後 草姿 → 有茎草 最大草姿 → 横1cm 高さ1cm 生長速度 → 速い 増殖方法 → ランナー ※…育成環境は一例です。必ずしもこの環境下であれば育つことを確約するものではございません。 |
注意 | ※表記サイズは1株(1本)でのおおよその目安です。育成環境や、成長の度合いにより最大サイズは異なります。 ※入荷状況等により、ポットなし1ポット分での発送となる場合がございます。 |