テトラテスト ペーハートロピカル試薬
この試薬では pH を計ることができます。
テトラテスト ペーハートロピカル試薬(淡水用)pH詳細
その他
【水質試薬とは】
水槽を維持する上で、一番基本となる水がどんな状態であるかを分かりやすく指し示すものです。
測定できる指標については試薬の種類によって異なりますので目的に応じて使い分ける必要があります。
立ち上げから十分に時間が経っており、日常管理もしっかりと行っているのに草や生体の調子が悪い時、各種試薬を使用して、水槽と水替えに使用している水の水質をチェックすると意外な原因が発覚することも有ります。
【基本的な指標】
・pH
最も基本の指標です。多くの水草や小型の熱帯魚は弱酸性を好みます。逆に金魚やアフリカンシクリッド等はアルカリ性を好みます。
・硬度(KH、TH、GH)
硬度物質と呼ばれる物がどの程度含まれるかをさします。硬度物質は主にカルシウムとマグネシウムで、カルシウムのみで計測した数値をKH、カルシウムとマグネシウム、その他の微量の硬度物質の総合計をTHまたはGHと呼びます。水草の場合は、この数値が低い数値を好むものが多いです。砂利系の底床や、レイアウト用の石を使用するとこの数値が上がる傾向があります。
南米産の水草の多くは硬度が高い水を嫌いますが、通常ソイルを使用している水槽では低い数値で推移することが殆どです。
・アンモニア(NH3/NH4+)
主に魚の排泄物から発生し、水槽セット初期や大掛かりな清掃を行った際など、ろ過バクテリアが少なかったり、活動が鈍った場合に発生します。生体に対して高い毒性を持ち、少しでも検出された場合は水替えの頻度を上げるか、活性炭などを使用して吸着させる必要があります。
・亜硝酸(NO2、NO2-)
アンモニアを分解する過程で発生する物質で、毒性は低くなっていますが危険であることには変わりありません。セット初期や清掃直後の他、生体が増えてろ過能力が追いつかなくなってきた時に発生することが有ります。セット初期の発生時は、水替えで対応できますが、安定した水槽で検出される場合は、生体の数を調整するかろ過能力の強化を行ってください。
・硝酸塩(NO3)
アンモニア、亜硝酸塩に比べると毒性は低いですが長期的に見れば有害があることには変わりありません。ただし、栄養分として吸収する為、水草を密に植え込んでいる水槽であれば殆ど検出されないこともあります。
・CO2
水中に溶け込んだCO2の量を測定します。水草の育成促進目的で添加されるCO2ですが、過添加は生体の酸欠や二酸化炭素中毒を引き起こすので試薬を利用して、適正な濃度を維持するよう心がけましょう。
・塩素
水道水に含まれる塩素濃度を測定します。夏季や梅雨時期は特に濃度が高くなる傾向があるので注意が必要です。また浄水器を使用している場合は、フィルター交換の重要な目安となります。
【その他の指標】
・COD、TDS、ORP
CODは水中の有機物の量を、TDSは水中に含まれる不純物の量、ORPはその水が物質を酸化/還元させる力があるのかをそれぞれ指し示します。いずれも水質にうるさい生体や水草を維持する為の高度な水質管理を行う場合には重要な指標となります。
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