種別 | 前景草 |
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特長 | 育成難易度 → ★★☆☆☆ カヤツリグサ科(Cyperaceae)の植物。名前の通り、髪の毛のような極細の葉を持つ前景草~中景に使用できる種類です。 レイアウトではEch.テネルスやグロッソスティグマと組み合わせて自然感を強調したり、後景への繋ぎに使用されます。また石組みとの相性良好です。 派手さや強烈な印象は無いですが、その分、組み合わせた他の素材の味を殺すことが無い、使い勝手の良い草です。 CO2の添加と、光量の確保、セット初期に底床に肥料をセットする、コケ取りにはエビ系をメインに水槽サイズと比較して多めに入れる、ヘアーグラスの育成の要件はこの4点が重要となります。逆にこの4点をしっかりと抑えておけば、育成は非常に簡単です。 カットも伸びた葉っぱをばっさりとカットしてしまえば良いです。一時的に見た目は悪くなりますが、1ヶ月程度ですぐに元に戻ります。差し戻しや植えなおしも必要なく、古くなって粒が潰れた底床でも問題なく育ちます。長期間トリミングをしなくてもグロッソスティグマの様に折り重なったり、その部分が状態が悪くなりコケの原因となることもありません。 植え込みの際は数本単位でばらして植え込む方法と、ある程度まとまった束を植え込む方法の2種類がありますが、当店ではまとまった束を植え込む方法がお勧めです。4~5cm四方に1束程度のスペースで植え込むと完成も比較的早いです(束の大きさが大きい場合は、1束が直径で1cm程度になるように切り分けて下さい)。 草自体には難点らしい難点が無い丈夫な種類ですが、植え込む時についている葉は、植え込み後、環境の変化に伴って枯れ始めます。この枯れ始めた葉に繊維状のコケが絡まるように付くことが多いです。草の形状上、絡まったコケを手で取り除くのは非常に手間が掛かります。 ヘアーグラスを植え込む際は目に見えるコケが付いていなくても最初からエビを多めに入れておくことが重要となります。こうすれば古くなった葉やそこにつくコケは順次エビが食べていってくれます。 前景草として十分使用できるサイズですが、長期間良い状態で維持していると葉が長くなり、10cmを超えてくることもあります。背を低く維持したい箇所は、定期的に刈り込む等の工夫が必要となります。 環境を整え、セット初期のコケの発生を抑えれば非常に丈夫で維持にも手間が掛からない種類です。鮮やかな緑の葉は見た目にも美しく、長期維持も容易と言う特徴からあまり水槽の維持に時間を割けないけれど、レイアウト水槽をやってみたいと言った場合に、お勧めです。 |
使用方法 | 光量 → 60cm20W3灯以上 CO2 → 1滴/3秒(60cm標準水槽相当) pH → 5~7 GH → 0~6 kH → 0~6 温度 → 20~28度 底砂 → ソイル、砂、大磯 推奨水槽 → 30cm~ 植栽位置 → 前■■□□□後 草姿 → ロゼット型 最大草姿 → 高さ15cm 生長速度 → 速め 増殖方法 → 差し戻し ※…育成環境は一例です。必ずしもこの環境下であれば育つことを確約するものではございません。 |